仕事をしていく上で、重要なのはセルフコントロールです。仕事場は仲良しクラブではないので、部署どうしで、利害が対立する場合もめずらしくありません。これは、私のような医療福祉業に限ったことではなく、どんな職場にもあります。
私も責任ある仕事をしているので、他の部署の人に、これはやってくれ、これはやめてくれということをしっかり伝える責任があります。
他部署の人のミスなどを指摘するのは、あまり気分のいいものではありません。そのときにセルフコントロールが重要になります。
セルフコントロールのポイントは、目標を持つことです。
思考は現実化する ナポレオン・ヒルより
願望実現のための6ヵ条
その一 あなたが実現したいと思う願望を「はっきり」させること
その二 実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を「差し出す」のかを決めること
その三 あなたが実現したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること
その四 願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだ、その準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移すこと
その五 実現したい具体的願望、そのための代償、最終期限、そして詳細な計画、以上の四点を詳しく紙に書くこと
その六 紙に書いたこの宣言を、一日に二回、起床直後と就寝直前になるべく大きな声で読むこと
「何をしたいのか」を明確にしなくてはなりません。それが明確でないと、相手にも伝わりません。人を説得するときに重要なことは、客観的事実を提示して、「だからこれをしてくれ」「だからこれはやめてくれ」と協力を得ることができます。明確な目標と客観的事実があれば、「必ずできる」という信念をもつことができます。
相手をやっつけるだけでは、何も進歩しません。明確な目標が、「あいつが死ねばいい」とか「いなくなればいい」という目標は非常に消極的な心構えと言えるでしょう。目標が消極的であれば、あなたは消極的なものしか得ることができません。
目標は、本当にあなたが実現したいと思うことです。あなたはポジティブな結末と、ネガティブな結末のどちらの結末を望んでいるでしょうか?
ポジティブな目標は、信念を持ちやすくします。
信念という強力なパワーは、心の深層に眠っている人間の原始的な心の力である。それは誰でもが持っている。
しかし、それを呼び覚まし、つまり、説得をして心の表層で活躍してもらうためには「繰り返し」が必要なのである。
信念につつみ込まれた願望は、それまでの単なる願望とは異なる。
感情のこもっていない言葉では、潜在意識に影響を与えることはできないからだ。
消極的な目標では、本当の自分を説得することができません。
何かを乗り越えるには、積極的心構えで
本当になりたい自分になれる目標が必要なのです。
職場での自分の役割を本当に果たしたいならば、
自分の思考をコントロールできるような、
積極的な目標を持ちましょう。